檀原宏弥

Hiroya Dambara / 立命館大学 総合心理学部

01

プロフィール

心理学部に所属しながら、装置の製作と実験の両方を自分で行っています。 研究のテーマは、体に付け足したものが「自分の体」になる条件です。

並行して、バイト先の呉服店で使われているAIアプリを作り、運用しています。 茶道を続けていて、光を用いた茶席の作品も制作しました。

Web
React / Vite / Express / SQLite / Docker
ハードウェア
Arduino / 電子工作 / 3Dプリント / Blender
データ
Python / 実験計画 / 統計解析 / 機械学習
AI
Gemini API を用いた画像生成・テキスト生成の実装

02

成果物

人が実際に使っているもの。

Kimono Mirror

AI着物試着システム / 2026年3月〜 / 呉服店「優彩」の店舗で稼働中

手をかざして操作する。生成画像はQRコードで持ち帰れる。

カメラで撮影した人物に着物を着せた画像をその場で生成し、大画面に表示します。 来店客が触れずに操作できるよう、手をかざすジェスチャーで画面を進める設計にしました。 浴衣・振袖・七五三・二尺袖・甚平の8メニューに対応し、着物の種類は設定ファイルを足すだけで増やせます。

当初はクラウドで動かしていましたが、店舗に常設するため、自前のAPIサーバーとDockerによる構成へ移行しました。 今も運用しながら改良しています。

  • 1,132 件の画像生成 初期版・4日間のログ実測
  • 562 件がQRで持ち帰られた 同期間
  • 8 メニューに対応 浴衣・振袖・七五三ほか

React / Vite / MediaPipe Hands / Gemini API / Express / Docker

ITパスポート学習アプリ

個人開発 / 自宅サーバで運用中

試験問題の演習、AIによる解説ノートの生成、学習履歴の可視化ができるWebアプリです。 自宅のLinuxサーバに置き、VPN経由で自分の端末から使えるようにして運用しています。

React / Express / SQLite / Gemini API / PM2 / Tailscale

03

作品

問いから作ったもの。

装着型ロボット尻尾

卒業研究 / 制作・実験・解析

3種類の装着型ロボット尻尾
可動の自由度が異なる3種類の尻尾。装置の設計そのものが実験の条件になっている。

体に付け足したものが「自分の体」になる条件は何か。 これを確かめるために、可動の自由度が異なる尻尾を3種類(制限なし/横のみ/縦のみ)作りました。

オープンキャンパスの来場者45人に装着してもらい、最も身体の所有感を覚えたものを選んでもらったところ、 選択は25 / 11 / 9に分かれました。横方向と縦方向のあいだには差がありません。 つまり動く向きではなく、どれだけ自由に動けるかが所有感を左右しています。

  • 45 人が体験 オープンキャンパス
  • p=.006 有意差あり χ²(2)=10.13, V=.34

3Dプリント / Arduino / 実験計画 / 統計解析

移ろひ

メディアアート作品 / 2026年7月

光を用いた茶席の作品「移ろひ」
わびさびを壊さないことを条件に設計した、光の茶席。

茶室に光の演出を持ち込む作品です。 技術で驚かせるのではなく、技術で何も足していないように見せることを方法としました。 茶の湯には「わびも美も、それを目的にすれば外れる」という考え方があり、演出が前に出た時点で成立しなくなるからです。

プロジェクション / 空間設計 / 茶道